よくある質問
- がんゲノム医療外来を受診したいのですが、どのような手続きをしたらよいでしょうか?
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まず、現在かかっている主治医に、当院のがんゲノム医療外来受診の希望をお伝えください。
主治医から当院の地域医療連携センター宛に紹介状をお送りいただきます。その後、予約をお取りします。患者さんから直接のご予約は受け付けておりません。がんゲノム医療外来の担当医との調整により予約日が決まりますので、ご連絡までに数日いただく場合があります。
- 家族のみでも受診が可能ですか?
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初回受診時と結果説明時には、患者さん本人とご家族の方に受診していただく必要があります。
- 入院中にがんゲノム検査を受けられますか?
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当院、他院にかかわらず、入院中の方は、この検査は受けられません。退院後に外来で検査を受けていただきます。
- 何を使って検査をするのですか?
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過去に行った手術や検査(生検)で採取したがん組織を使います。がん組織が不足する場合は、再手術または再生検する可能性もあります。検査の種類によっては採血も必要となります。
- 検査の結果がわかるまでにはどれくらいの時間がかかりますか?
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検査の種類によりますが6週間~8週間です。
- 検査で治療方法が見つかる可能性はどれくらいですか?
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現在までのデータでは、治療に結び付く遺伝子変異が見つかるのは10%程度です。つまり、90%程度の患者さんはこの検査を受けても、検査の結果がご自身の治療に直接つながらない可能性がありますが、この確率は検査する時期やがん種によって異なります。
解析に用いた検体の品質や量によっては解析自体が不成功に終わる可能性があります。また、あなたに適した薬剤が見つかった場合でも、以下のような場合には、あなたの治療法として選択できないことがあります。
- 日本国内では販売が承認されていない薬剤の場合
- あなたのがんへの適応が認められていない薬剤の場合
- あなたが参加条件を満たさない臨床試験・治験でのみ使用されている薬剤の場合 など
- 検査で治療方法が見つかった場合、保険診療で治療ができますか?
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- 治療効果が期待できる国内で承認済みの治療薬の情報が得られる可能性があります。ただし、実際には、その治療薬が入手できない、あるいは投薬出来ない可能性があります。
- 治療効果が期待できる国内で臨床試験(治験等)中の治療薬の情報が得られる可能性があります。ただし、患者さんの状態や合併症によって、その治験を受けられない可能性があります。
- 治療効果が期待できる国内未承認、海外で承認済みあるいは臨床試験(治験等)中の治療薬の情報が得られる可能性があります。ただし、一般的にそのような薬剤は入手が困難な場合が多く、治療に結び付かない場合が少なくありません。